私たちが生きている世界は本当に3次元の世界なのだろうか? | 考えすぎ

私たちが生きている世界は本当に3次元の世界なのだろうか?

3次元の世界を、2次元の世界に投影できる。
およそ現代に至るまでのあらゆるグラフィックス技術は、
3次元の世界を2次元の世界に投影し、系統立てて管理する方法論を構築し、実現してきた。

数学的に、4次元の世界を3次元の世界に投影できることも、また当然に知られている。
実際そのような3次元モデルも製作されている。
そして、実際の世界は時空が歪んでいることも知られている。
時空間が歪むということは、とりもなおさず4次元以上の次元の世界が実在していることを意味している。

これまで3次元の世界の枠組みだけで捉えてきた事柄を、
4次元、あるいは、それよりも高次元の枠組みで再定義し直せば、
これまで頭打ちとなっていた多くの事柄に膨大な余白が新たに見出されるだけでなく、
別々に処理されていた事柄が統合されることになり、諸概念がよりシンプルになる。

この時、従来の世界で問題視されていた事柄の多くは、
そもそも問題視する必要もないくらい瑣末な事柄に変質してしまうことだろう。

本来、より高次元の世界で解決すべき問題を、
強引に3次元の世界の枠組みの範囲内で処理しようとするから無理が生じているのではないのか。
ちょうど、複素数を用いずに三次方程式を解こうとすると「解なし」が出てしまうのと同じように。

私たちが住んでいる世界が、必ず3次元でなければならない理由が
そもそもどこにあるのだろう?
脳が自身を騙し、感覚的に整合性が取れやすいように合理化して“見せて”いるのなら、
なおさら慎重に疑ったほうがいいと思う。
無条件に「私たちは3次元の世界に生きている」と言い切れる根拠など、実はどこにもないのだから。