問題をなくす方法 | 考えすぎ

問題をなくす方法

問題をなくすためには何をしてもいいのだとしたら、
もっともシンプルで確実な方法は、
その問題が問題として少しも認識されなくなるようにすることだ。
かつて、日本の戦国時代を一気に収束に向かわせた織田信長は、
まさに「問題をなくすため」に、「問題を認識する主体」であるところの人々を徹底的に抹殺していく方法により、日本統一の道筋を切り拓いた。

確かに最適解だったかもしれない。
しかし、そのプロセスは決して褒められたものではない(凄まじい覚悟や信念は響いてくるものの)。
本当に大事なのは、結果よりもプロセスだ、と思う。

・・・こんな生温いことを言えるのも、言論の自由が担保されている平和な世の中だからこそだ、
と言われてしまえばそれまでだが、
しかし、言っていることに誤りはないつもりだ。

そもそも、
戦国時代には、言いたくても言えないことばかりだった。
現代は、そうじゃない。だから言う。ごく自然なことだ。

むしろ、現代に生きていながら、
戦国時代に生きた人たちと比較して云々することのほうが滑稽だと思う。
歴史に学び、故人に習うことと、
それをそのままなぞることは違う。
大いに参考にしながらも、現代社会に合った方法を考えていく必要があるのだと思う。