傷
「何も傷付けたくない」
そう思い続ける限り、
その思いがあなた自身を傷付けてしまう。
何も傷付けずに生きることはできない。
何も傷付けずに死ぬことすらできない。
進むことも戻ることも立ち尽くすこともできない状況。
それは、そもそもの認識を間違えているから起こること。
傷付け合っていくしかない。
まず、そのことを受け容れよう。
理不尽だけど、これは事実だから仕方ないのだ。
痛みを感じるのは生きている証拠。
生きている実感のある痛みは健康な痛み。
生きているのか死んでいるのかわからないような痛みは病的な痛み。
痛みがすべて悪なのではない。
病的な痛みを余分に生まないようにしよう。
健康な痛みなら恐れず引き受けよう。